最近、ビジネスシーンでかなり注目を浴びているサービスがあります。それは、インターネットFAXです。このサービスは、文字通りインターネットでFAXを送受信するもので、これまでの電話回線を使ったFAXを置き換える形で導入する企業が多いようです。確かに一般家庭では既にFAXを使っている家庭はごくわずかとなっていますし、電話回線を使った旧来のサービスはだんだんと変わっていくものかもしれません。
このインターネットFAX、インターネットを使って文書をやり取りする、というだけではもちろん注目の的とはなり得ません。いくつか素晴らしいメリットがあるからこそもてはやされています。まず一つは企業にとって最も大事なコスト面。電話回線を使う場合の通信料より、多くの場合で安上がりになることが多いのです。そして次に汎用性。パソコンのメールソフトやスマートフォンなどのアプリを使ってのやり取りになるため、事務所内だけでなく外出先でもやり取りができることが大きな点です。
と、ここまでの説明で一つ疑問点があります。インターネットFAXはメールをつかってのやり取りということで、実際の文書はどのような形式で届くのかということです。自分が開けない形式で届いても仕方がないですよね。
インターネットFAXでは、FAX文書はPDFという形式で受信されます。PDFはAdobe社が提供しているファイルフォーマットで、同じくAdobe社が提供している無料のアプリケーションで開くことができます。Windowsパソコンやスマートフォンなどでしたら、開けない、ということはほぼないでしょう。ビジネスシーンでは当たり前のように使われているので、違和感なく使えるのも良いところですね。
旧来の電話回線によるFAXに比べてメリットの多いインターネットFAX。ビジネスに有効活用したいですね。